小説版FF2はゲーム版FF2と大分ストーリー展開が違いますね。
まあ、それは宜しいんですよ。
さてと、そんな小説FF2の中で、反乱軍に入ったフリオとマリア・ガイが帝国軍の一行を見つけて、しかもそれを率いてるのがレオンハルトだった、というシーンがあるんですけど……。
この時点において、レオンハルトは自我というか、そういうものが他の何かに乗り移られている様な、そんな状態なんですね。
だから妹のマリアが近寄った時だって、この娘が自分の妹であるというそんな認識を持ったとか、自分を見て騒ぎ立てるこの娘に苛立ちを覚えたとか、そんな冷徹な人になってる訳で、そんな彼に対してフリオが「マリアの事を忘れたのか」とか叫んじゃうんですが。
どうしてかフリオニールに対して「お前の事は覚えているぞ」とか、言っちゃうんですね。
お前の剣の腕は俺も理解してる、とかなんとか、理由はあるんですけどね……その後に続いた台詞で、私のフィルター掛かった脳内は、もう完全にパーンしそうになりましたよ。
「フリオニール、俺と来い」
……それは、嫁にですか?
いや、ここだけピックアップされたらそう見えますよね?
これは帝国軍に来いと、そういう意味だって理解してますけどね、自分と一緒にパラメキアの為に働けよってそういう事なんでしょうけどね。
いや、でもこのシーンにおけるレオンハルトのフリオへのラブコールっぷりが、もうキャーってなるんですけど。
だって、レオン兄さん基本的にフリオにしか話しかけないんだもん!
マリアとか駆け寄ったのにがん無視だし、フリオニールの事を見てお前は俺と一緒に来い、力が全てだ!みたいな事をずっと語って、フリオの事口説いてるんですよね。
もう完全にこれは、嫁に来い!という宣言にしか見えなかったんですけど。
なんだろう、操られてるとかじゃなくてね…こう、冷酷さと一緒に、普段は温厚で情に厚いレオンハルトが、実はその心の底に隠し持ってたフリオへの恋慕と劣情なんかが、表に現れた結果がこれだったなら、とっても萌えるよね、って話です。
レオン兄さん、いいなぁ……萌えるよ、兄さん。
…………今、ペラペラめくって見てると、なんか『白養の汁』とか出てきたんですけど。
何コレ?体力回復するの?
っていうか、レオンハルトがその向こうで舌舐めずりして立ってる……って!何があった!!
何だコレ、めちゃくちゃ続きが気になるぞ。
もういいよレオン兄さん、連れ去ってしまえよフリオニールを!
そのままパラメキアの皇帝になって、フリオの事飼殺しちゃえばいいよ!
駄目だ!独占欲過多な黒いレオン兄さんが見たい!誰か下さい!!