「今日はありがとうな、ウォーリア」
「いや」
助手席に座り、私に謝礼を言う彼に、ゆるゆると首を振る。
今日は彼の部活の大会だった。
応援に行くと約束し、現地に向かうと、彼は酷く驚いた様な表情で私を見た。
「どうしたんだ?」と聞くと「昨日、急に仕事が入ったから…」と、ビックリした表情で彼は私を見返した。
確かに仕事は入ったが、それは昨日の話だ。
人との約束を破る様な事はしない、そう言えば、彼はふと笑顔を見せてくれた。
「ウォーリアが来てくれたら、俺も凄く力が出せる気がする」
そんな満面の笑顔の彼が、酷く可愛らしかった。
試合の結果は、まさしく…彼の言葉の通りだった。
つまりは、“凄く力が出た”結果、優勝した。
「今日は、私の家に泊まっていかないか?」
「いいの?急に」
「どうせ、君も一人暮らしだろう?私もそうだし、迷惑も何もない」
そう言うと、少し迷ったものの…彼は、しばらくして頷いた。
人通りの少なくなったマンションの前の通りで、少し車を停車する。
「?どうしたんだ?ウォーリア?」
あと少しなのに、と不思議そうに私を見返す彼の方へ、身を乗り出す。
彼の手に私の手を重ね、そのまま、唇も重ねる。
柔らかく甘い、彼の唇の感触を味わい、満足して離れると、真っ赤になった彼が声にならない声を上げる。
それを見て、満足気に笑みを作る私。
「なっ!!…何、するんだよウォーリア!こんな所で!!」
「ん?試合を頑張った君への、ご褒美だ……前払いだけだが」
「はぁ……前払いって?」
「残りは、私の家で」
そう言って笑うと、再び車を出す。
真っ赤になっている彼を、どうやって悦ばせてあげようか…と、心の中で考えながら。
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はい、WOLの下心がトンデモな感じになりましたね。
いや…車を路肩に止めて、「どうしたんだよ?」と尋ねる彼に、彼女が乗り出してニッコリ…みたいなのがあって、その後、ナレーションで「コホン、コホン」という咳払いが入る……というね。
もう、アレは映像の馬鹿ップルで見るとイラッとしますが、フィルターかけて色々付け替えると、結構萌えるんじゃね?とか思って、見たました……。
あと、もう一つネタにしたいシーンがあるんですが…それは、ブログで書くにはちょっと年齢制限がかかりそうなのと、ガッチリ書いてやりたいので、本気でSSにしようかな…と模索してます。
先日から、友人との会話の中から色々なネタが生まれてきまして。
ソレ書きたいけど、ブログの連載がね…いや、召喚士パロが止まったままなのが……ってか、自分長編多いだろ!!と一人ツッコミの嵐です。
しかし、教習所の教官も…ネタにできないかな……とか、最近思うんですよね。
…分かってますよ、真面目に勉強しろと言いたいのでしょう?
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