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どうも、しばし小説を書く時間が出来て喜んでいる管理人・葵です。

何か課題とか色々ありまして、二次創作に打ち込んでいられる時間が最近ちょっと削られ気味です。
いつまでも『作家志望』と名乗る訳にはいきませんからね。本当に作家を目指すなら、自分のオリジナルの作品も書かなければ。
まあ、趣味だろうが何だろうが、書いていればそれなりに文章を書く力は上がるよね?……と信じてます。

執筆している二次創作等の作品については、ツイッターの方で進行を時折ですが呟いていたりします。
あとは…次書きたい話やCPについてとかも、最近はコッチに書きこんでますね。
文字数に制限がある為、あんまり詳しい話とかできませんけれど……ちょっと便利ですね。


続きに、ちょっと小話を。
FF2でミンウ×フリオです、フリオ達がアルテマを取得した後くらいの話です。

夢を見た。

砂嵐に消えてしまいそうな石造りの宮殿が、俺の前にそびえ立っている。
風の音が聞こえる、どうやら俺の事を奥へ奥へと手招いている様だ。
どうするべきか迷っていると、ふと風の音に混じって羽ばたく翼が舞い降りた。
大きなイヌワシは、宮殿の脇の枯れた木の枝に止まると一声鳴いた。
じっと俺を見つめている相手は、案内してくれる様に飛び上がった。

ふいに、俺はきっとここに誰かに呼ばれて来たんだ、と思った。
一体、誰が呼んでいるのか。
何もかも分からないままに、歩き出した。

光が丸い柱に当たって、面白い影を作り出している。
ここに溢れている空気は、不思議な力を帯びている。
どこか懐かしくて、儚くて……側に居て欲しいそんな力。
宮殿を歩く足音と前を行く羽ばたく翼の音、そして遠くから聞こえてくる鈴の音。
鈴の音の主が、俺を呼んでいるんだ。

急に前が開けた。
元々は広い聖堂だったのだろうそこは、屋根が崩れ落ちて青空が広がっている。
その部屋の中央で、白い衣を纏った誰かが片手の鈴を鳴らしていた。
彼の腕へと、俺を案内してくれたイヌワシが止まる。
「来てくれたんですね、本当に」
「あっ……」

どうしてこんな所で会えたのか、貴方はもうここには居ないハズだろう。
そう言いたかったけれど、口から出た言葉は違う。
「ミンウさん!」
もう会えないと思っていたから、嬉しかった。

走り出した俺を、しっかりとその胸に抱き締めてくれた。
ああ、この感覚は…この人が俺を甘やかしてくれる時のあの腕だ。
安堵の溜息を吐く俺の頭を、そっと彼の手が撫でた。
「君はいつもそうだ、仲間の前では去勢を張っているのに…私の前では酷く子供になる」
しかし、それが嬉しかったのだ…と彼は言う。
しばらく聞く事の出来なかった声が、こんなにも懐かしく感じられるものなのかと、そう思った。

「貴方には、もう会えないのかと思った」
「いいえ、本当なら君とはもう会えないハズですよ。しかし……そうですね。未練があったのでしょうね…もう少し、君に何か言葉を残しておきたかった」
そう言うと、俺を腕からちょっと離してちょっと笑いかける。

「君は特別だった。君の背中には、私達の夢がある。故に、君には苦しい思いを強いてしまった。私は恨みましたよ、幸福な君の道を奪ってしまったこの世界を」
それはどうなるものでもない、俺が生まれたのは間違いなくこの世界だ。
俺が歩む道を悔いた事はない、嘆いた事もない。
悲しい過去も、苦しい現状も、ただそこにあるだけで変化したりしない。
俺は未来を望むしかないのだ、己の手で掴みとれる未来を。

「君は、本当に強がりだ」
そう言うと、ミンウさんは俺の額に口付けた。
「知っていますよ、君が苦しい事も悲しい事も、怒りも恨み事も……全て吐き出してしまいたい感情を、その身の内に宿している事を」
そっと撫でてくれていた手が止まる。
俺を覗きこむ彼の目は、酷く優しくて真剣だ。

「私は祈りましょう、願いましょう、ただただ君が幸福に包まれる事を」
そっと口付けてくれた、今度は俺の唇に。
優しく触れてくれた彼は、俺を見て微笑む。

ただその笑顔に、俺の心が酷く痛む。
その笑顔さえあれば、俺は幸せだったのに……。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

先日、ある映像を見たのですが…その中に出てきた、白いターバンに白い衣装の褐色の肌の青年が、どうしてもミンウさんに見えたという罠。
その子は鷲の尾羽持って踊っていたんですけど、それが凄く様になっていて綺麗でした。
そしてこんな感じの映像が出てきたのですね。
ミンウさんとフリオは、とっても中東的な雰囲気がある……二人の独特の色気が凄くいいです。

フリオニールを甘やかしているのは、レオン兄さんよりもミンウさんの方じゃないかな…と時折ですが思います。
でもレオンさんよりも、ミンウさんの方が甘やかし方は上手いと思うのです。
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