どうも、本日はコンパに参加して来てしまいました管理人・葵です。
部活の新入生歓迎コンパみたいな、まぁそういうノリの会です。
部活とかサークルとか同好会とか、まあ全ての所で行われてますね、この時期は。
眼鏡男子が沢山居て、個人的にはとても眼福でした。
女性の方も可愛らしい方ばかりでしたしね。
しかし、こういう人の集まる場所に行くと、やぱり学科によるキャラの違いが克明に出てくるんですよね。
どんどん前へ出てくるタイプと、隅っこで大人しくしてるタイプ…。
真ん中でスパーンと、学科が分かれてました。
いや、やっぱりそういう傾向は存在するものなんですね。
幼い頃のトラウマで、酒は飲まないと誓いを立てていますが……そういう事も、そろそろ言ってられない年齢ですかね。
まぁ……付き合いというものがありますからね。
しかし、両親共、かなり酒には弱いので…おそらく自分も弱いのではないかと思っています。
飲まれない程度に、たしなめる様にはなりたいですね。
続きに、新人駅員と学生なスコ→フリオの続編。
あの二人が可愛いとかいう声を頂きました!とても嬉しいです。
では、続きからどうぞ。
「ご利用、ありがとうございます」
改札でペコリと頭を下げる駅員の姿を見て、溜息。
自分の知っている、“彼”の姿は…今日は無い。
電車というのは公共交通機関だ、一年365日、休まず営業しなければいけない。
それはつまり、彼等には世間での休日が必ずしも適用されるという訳では無い、という事。
平日が休暇になる事だってあるだろう。
それに、早朝から深夜まで動き続ける路線を支える駅員は、その時間に合わせて働く時間が異なってくるのだろう。
毎日会える…そんな訳が無いのだ。
それは分かっている、分かっているものの…何だか気分が下がる。
どうしようも無い事だ、それは分かるが、こればっかりは仕方無いと割り切ってしまうには…どこか心の奥がもやもやする。
自分は、彼の事をほとんど何も知らない。
職業が駅員で、恐らく今年入った新人で、そして名札を見て知っている名前、その程度だ。
知っているのは、たったそれだけの情報。
そして、相手は自分の事を全く知らないのだ…。
どうあがいたって、覆らない事実、こればっかりはどうしようもない。
深い溜息を吐く俺の背に、「あの」という声がかかる。
その、余りにも良く知っている声に驚いて…俺は急いで振り返る。
「これ、落としましたよ」
俺に対して少し微笑んでそう言うのは、自分がたった今、その所在を思っていた相手で。
休日だったんだろうか、いつもの制服とは違う私服姿の彼は、黒い革製の生徒手帳を俺へ向けて差し出している。
「……ありがとう、ございます」
予想だにしなかった登場に、もごもごと小さな声でお礼を言うと、彼は「いいえ」と言ってニッコリと笑った。
「この間はごめんなさい、初めてだから手間取って」
早鐘を打つ心臓を押さえつけ、なんとかその場を立ち去ろうとした俺は、しかし彼の一言で完全にここに縫い止められる。
「えっ……あの、覚えて…」
「毎日、この駅を利用してるでしょ?決まって同じ時間に来るからさ…なんか覚えちゃって」
はにかみ笑いを見せる彼は、多分、何も分かっていないだろう。
俺が、その言葉をどれくらい喜んでいるのかなんて。
「新人さん、ですよね?」
「そう、まだ入って二週間なんだ…まだまだ、研修生」
入社したばかりだと言う彼は、眩しい笑顔を見せる。
「今日は、休みだったんですか?」
「ああ、そうなんだ」
プライベートな質問は聞かない方が良かったか、と思ったものの…彼は嫌な顔一つせずに聞いてくれた。
それだけでも嬉しい。
「あの…明日は?」
別に、それで調子に乗った訳ではないが…つい聞いてしまった。
明日は、貴方に会えるだろうか?
「明日は朝からだから、明日は会えるよ」
嫌な顔一つせずに、そう答えてくれた彼。
明日は会える……。
いや、明日“も”会える…のか。
「俺はフリオニールっていうんだ」
その名前は知っていたけれど、そんな事は言わなかった。
「スコール・レオンハートです」
できれば、これからも宜しくとそう言いたかった。
「宜しく、スコール君」
彼からそう言って貰えるのは、自分で言うよりもずっと嬉しかった。
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スコ→フリオ、ちゃんと出合わせてみました。
駅員なフリオは、休みの日に偶然出かけて帰って来たところ、いつもの学生さんの落とした落し物を拾ったと、そういうのです。
スコールは時間とかキッチリしてそうです、毎日同じ時間に駅に着く様にとか心がけてそう。
そういう真面目な姿を、しっかりとフリオは見てた訳ですね…まあ、自分に一番近い改札通っていくので目につくでしょうし。
学生スコは、自分を覚えられていたという事実だけで、もう大分喜んでそうです。
全然、これでは前進しない…っていうか、学生と駅員じゃ接点が無さ過ぎるんですよね……これからどうしたものですかね。