「水曜お疲れちゃん」
「お帰りクラウド」
「うん」
玄関で出迎えてくれる恋人に対し、適当に返事をすると彼は呆れたのか小さく溜息。
「お疲れ、みたいだな」
「ああ」
そりゃ、体力的にも気力的にも疲れている。
ポーカーフェイスを気取っていても、疲労が顔に表れているらしい。
ソファに倒れ込むように座る俺を見て、キッチンから「夕飯は?」という声があがる。
「食べてきたからいい」
「そっか」
そう答えた俺の頬に、ピタリと冷たいものが押しあてられ、ビックリして飛び起きる。
「平日も後半分なんだし、疲れてる暇ないだろ?この辺でドカンと、疲れを吹き飛ばさないと」
な?と首を傾ける彼から、ビールの缶を受け取り小さく笑って「そうだな…」と返答する。
「風呂沸かしてあるから、さきそっちの方が良かった?」
「そういう事は、玄関でしてくれ」
できれば、その後にもう一言付け加えて。
彼に笑ってそう言って、プルタブを引き上げた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
三日目はクラウドで…フリオは何してるの?とか聞いちゃダメなんです。
WOLさんと同じく、社会人と学生みたいな組み合わせで…年齢的に不備が無いという。
幼馴染で学校が近いからという理由で、クラウドの所に居候してるとかでどうでしょう?(聞くな)
フリオと絡められる成人組、あと何人居ますかね……。
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