「土日も以外とお疲れちゃん!」
偶には買い物に付き合って!!という妹の声に、折角の休みを一日思いっきり棒に振ってしまった。
家族サービスは家長の務め…とは言うが、それでも年頃の女性というのは、同じ人だとしても中々違う生物のように映る。
「今日はマリアとでかけて来たんだろ?どうだった?」
帰って来てソファに座りこむ俺に、別の用ででかけると言っていたフリオニールがキッチンから俺へ尋ねかける。
「マリアは楽しんでたみたいだが、俺は疲れたよ…ああ、あとマリアはレイラの所に泊まってくるそうだ」
その為に、彼女が買った荷物の半分以上は俺が家まで持ち帰る事になった。
……もしかして、その為に呼ばれたんじゃないか?という疑問を抱いてしまうのだが、まあ…当たり前か。
若い女性の好みに対して理解がある方ではない、という事は荷物持ちというのが俺には似合う役なのだ。
「ほら、休みも休めなかったレオンハルトへ、今日の疲れは今日の内にドカンと吹き飛ばしてくれよ」
そう言って夕飯を運んできたフリオニールが、俺へビールの缶を差し出す。
「よく冷やしといたよ、飲むと思って」
「気が利くな…」
疲れた笑顔で笑いかけて、彼に向けて手を伸ばした。
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という事で、某・ビールのCMパロ最終回。
レオン兄さんはレイラとも凄く仲良しだと思うのです、兄妹でデートとか行ってる姿とか可愛いと思います。
女子高生的なノリについていけずに困ってるレオン兄さんとか、激しく萌えます。
マリアをレイラさんの所に行かせた理由は、フリオとレオンハルトの男二人っきりというシュチュエーションを作りたかった作者サイドの事情です。
でも、ガールズトークさせてみたいコンビでもありますけれどもね…マリアとレイラ。
以上、一週間CMパロでした。
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